ゆく河の流れ・・・２

行きは良い良い帰りは怖えぇぇぇーーー

土曜日にね　スミカワに行ったんです・・・金曜の降雪で雪が良さそうだったから・・・

サクッと行って、サクッと帰ってこようなんて考えながら一人で・・・
まぁ　現地にのぶさんとか居るようだし、午前中で帰るつもりだったんで一人で向かったんですが
駐車場で早くも同じような事を考えてピンで来てた庄司くんに遭遇し“リフト動いてないですねぇ・・・”と告げられる

駐車場に到着すると外は既にホワイトアウトのような状況で、着替える気を無くすもせっかく来たし
一人じゃネーし！　って事で着替え、レストハウスでリフトが動き出すまでしばしまったり・・・

９時半ごろですかね？　第一リフトが動き出すも、第３リフトは動いてなく、庄司君は１１時までしか滑れネー
ってことで、第一リフトだけでもちょっと滑ろうか！ってことで動き出すも、リフトの降り場に着くと第３も動きだし
そのまま頂上まで一気に行く！　もちろんこの時のテンションは最高潮で、ゴキゲンのパウダーに雄叫びをあげながら
気持ちよく滑ってる自分を想像しながらなのでワクワク感　ＭＡＸ


おれらの前にお客は数人・・・ほぼファーストに近い状態！

あまりの寒さに板のＷＡＸが合ってないってこういう事ね！と気づく程、板の走りが悪い感を感じながら
視界の悪いアトミに突っ込む・・・っていうか雪降り過ぎ

かるく腿まで埋まるほどの新雪で全然スピードでねーし、斜度のゆるい場所に行くとパウダーボードで
意気揚々と突っ込んでいったのぶさんを筆頭に次々にスタック・・・マジかよ

板を脱いで、圧雪がかかってるところまでラッセルし再びリフトへ・・・
リフトでの会話はもちろん“楽しくねー”って感じで再びチャレンジ・・・

視界が悪いし、たまに自分がどうなってるのか分からず、サッパリつまらん・・・

リフト下とか攻めてるチャレンジャーも居ましたが、みんな下の方でラッセル、ラッセル・・・ラッセル

その後　油井君やアヤさんと合流するも、みな板が走らないし、雪が深かすぎてね・・・
俺なんか完全に滑ってるというかYOSHINORI状態・・・雪に弄ばされてる感じ・・・

まぁ　そんな状況でも油井君とスミカワのイントラもしているマキさんは目を輝かせて楽しそう・・・


あの二人はやっぱりどっかオカシイｗｗ



あまりの寒さとイマイチなコンディションでそこからのぶさんとアトミのレストハウスに避難・・・

ゴーグルやらマスクやらもろもろ乾かして、今度は下のレストハウスへ避難し宴会スタート・・・

軽く２時間ぐらいグダグダしてましたねぇ・・・

ちなみにその間　油井君は滑ってたようで・・・レストハウスでは滑ってるか、埋まってるか・・・
とにかく居ない！　と軽く行方不明の噂が走る・・・

まぁ　そんな感じで懐かしい顔とも再開したりくだらないフリートークで時間は過ぎ、２時半頃に撤収・・・

つーか　帰る頃にも雪が凄くてね・・・スノーブラシを忘れてきてたので、グローブでフロントガラスの
氷を落とし、ある程度視界を確保していざ出発・・・走りだして直ぐ“やべ　前　見えない　ジャン”となる・・・

十分じゃ無いフロントガラスの視界のせいで、最近味わった事の無い恐怖を感じながら、一度　止まって
天候の回復を期待しようかと思うも、坂道を３００ｍ程　下ったところだし、後ろから追突されたり山から
下る人の迷惑となってはいけないとトロトロ走る・・・

降りしきる雪のおかげで、ワイパーの速度をＭＡＸにするも、かろうじで道路脇のポールを目印に走るが
思いのほか、道路幅や左側がよく解らない・・・ええ　下に辿り着く気がしません・・・


こういうので、よく壁に突っ込んで大渋滞になんだよなぁ・・・
と思ってるやいなや“ゴゴっ”という音と共に車が止まる・・・






あ！　突っ込んでんの俺じゃん！　みたいな・・・　



アクセル踏もうがギヤをバックに入れようが動かない・・・走馬灯のように大渋滞を引き起こし
大迷惑な自分が頭に浮かぶ・・・超カッコ悪いんですけど・・・


さて　どうすっぺとハザードをあげ　立ちすくんでいると、後ろから黒いカリスマを積んだステップワゴンが現れる



油井君だ・・・つか　登場がカッコ良すぎるｗ


この時ばかりは、ヒゲ面の油井君が神に見えた・・・

幸いにも車の前に落ちた直径９０ｃｍ程の雪の塊をウルトラキックで砕いたら、すんなり車は動き出したんで、油井君の
手を煩わす事も無く、壁にぶつかり泣きそうな俺を目撃したのは油井君とアヤさんだけで済み、再び視界不良の雪道を
下り始めた・・・

そう　油井君のテールランプを目印にすれば、なんとかなるな・・・と思いながら・・・


しかしながら　スミカワへの道路を知り尽くした油井君と俺とでは下るスピードが全然違う・・・

滑りもマグロならば走りもマグロのごとく・・・走り出して１０秒で視界から消える・・・・

おーい！　まってくれーーーーー　と　心で叫ぶが油井君に届くわけも無く、時速５ｋほどでトロトロ下る

下に辿り着いた時の安堵感は近年味わった事のないものでしたね・・・


まぁ　みなさんも雪道は気をつけて・・・
スノーブラシは必需品！　牽引ロープも積んでた方がいいですね！　特に俺はｗ


ちなみに車に凹みは無く、柔らかい雪の壁で良かったです・・・