October 25, 2007

人達説伝・・・vol1


もう4年程前になるだろうか・・・

新潟の専門学校の文化祭でSK8の大会とデモがあり、6,7人で観戦に行った時のこと・・・



夕暮れ時のプロライダーのデモが凄かった・・・

俺の記憶に鮮明に残っているのは、小澤正道、江原志輝、上田 豪、望月大輔の4人のデモ・・・

いまでもこの時のデモは脳裏に焼きついていて、なかでもデモのクライマックスは今でもハッキリとそのシーンが思い浮かぶ

 
 クライマックスを飾ったのは“OZZY”こと小沢 正道


 フルプッシュでクォーターに突っ込み、車一台分程離れたバンクへのインディーグラブでのトランスファー・・・

その状況を言葉で表現するほど日本語を学んでいないから、それがどんなに凄かったのか伝えられないのが残念だが、クォーターから飛び出したOZZYはマジで空を飛んでいた・・・

一歩間違えば、バンクやコンクリートに叩きつけられる危険なシュチエーション・・・

クォーターからバンクの離れ具合はもちろん1発で決まるほど容易なモンでもない・・・

下は雪のように衝撃を緩衝してくれるようなモノでもないし、カチカチの氷で出来た壁の高さ3mのハーフパイプのリップから飛び出して、おもいっきりボトムに落ちる程の衝撃はあるんじゃないか? という感じだったのではないだろうか・・・

西の空が夕暮れの橙色から闇に変わろうとするころ、いつしかオーディエンスはそこに集まりだしOZZYのアプローチラインが“モーゼの十戒”の地中海が二つに割れ、モーゼの歩む道が現れるような状態になる・・・

オーディエンスに囲まれたラインをフルプッシュで駆け抜け、上田 豪が同じスピードでカメラを持って追いかける



 あたりがすっかり闇に包まれた頃にドラマのクライマックスは訪れる・・・

俺の中では決まらなくても十分いいものを見せてもらった・・・
バンクやコンクリートに叩きつけられ、上半身裸の背中からは擦り傷で血がにじむ・・・視界は闇に包まれ、心の中で“もう十分だって・・・”と言う俺が居た・・・


 今、思えばガチな出来事なのか、OZZYが演出したプロフェッショナルなエンターティナーショーだったのか?

本人にしか解らない事だが、最後にそれが決まった時には会場に居たオーディエンスから惜しみない喝采と涙、溢れ出す感動がそこにはあった・・・


残念ながらそれを写した上田 豪のカメラには明るさが足りず、それは世に知られない出来事で、その感動を知る証人はあの時、あの場所居合わせた者だけなのである・・・

 今年、発売になったDVD“COLD ONE”のOZZYのパートにほんの少しだけその時のシーンが写しだされているのだが、どれ程 衝撃的だったかまでは残念ながら伝わっていない・・・そう・・・ライブでしか感じることの出来ない感動だったのだ・・・





ちなみに何故そんな昔話をするかって?!



多くの人達に、こういうプレイスレスな事を説いて伝えて行くのがあなたのするべき事なんじゃない?


 誰に言われたわけでもなく、どこからともなく頭の中に降りてきた言葉がそれだった・・・ 


そう・・・達人が伝説を作るみたいな漫画のタイトルようなモンじゃなく・・・正確には人達説伝なんだわな・・・



Posted by tatsujin7 at 02:02:04 | from category: 日々思う | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments

うおのめ:

なるほどなるほど。
目指すは琵琶法師、ですね。
(October 26, 2007 09:54:06)

taka-c:

どうも,見た目琵琶法師のワシです。
オザワさんの言わんと欲せざるところ,しかと受け止めたり。

べべん
(October 26, 2007 22:39:42)

オザワ:

>うおのめ
平家物語など読んだことないけど・・・

多分・・・そう・・・琵アホう氏

>taka-c
>オザワさんの言わんと欲せざるところ,しかと受け止めたり。

頼むからウェアーも買ってよ! って事・・・

受け止めてくれたんだ!www
(October 27, 2007 19:49:21)
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