October 29, 2007

表現の自由・・・

 “自分のした事は自分に返ってくる・・・”

誰でも少なからず経験は有る事だと思う・・・

子供の頃、チャリを盗んだ奴は、盗まれたり、人を騙して騙されたり、陰口叩いて叩かれたり・・・

そう 別に変な宗教に入ってるわけじゃネーけど、一昔話題になった“鏡の法則”のようにだいたい自分に返ってくる



 昨日お客さんが俺の見ていないスノボのDVDを持ってきてくれたので、アルバイトの美人スタッフを含め皆で鑑賞してみた・・・巷じゃ物凄く売れてるらしいが、“買ってでも見た方がイイ!”というDVDしか仕入れていないので、残念ながら?店には入荷しておらず・・・

それでもチャンピョンに聞くとかなりの数が売れてるらしいのだ・・・

ま 俺も永遠の34歳と言いながらも、初老に両足突っ込んでるんで、俺が売りたい作品と世の中で売れてる作品にちょっとしたズレが生じているのかもしれないが、無くてもいいかな?! と思う品は入れないほうが懸命なのだ・・・

どー考えてもコレがウチで売り上げを取ってくれる作品には思えネーし・・・



でも 世間じゃ売れてるらしい・・・


この国には“表現の自由”というのがあり、その中には言論の自由が含まれたり、芸術的作品作り出す“創作の自由”というモノも含まれ・・・ま 法の範囲内で誰もが言いたい放題、創りたい放題する権利があるわけだ・・・

だから 誰がどんな作品を作ろうがそりゃ自由なんですね・・・

今回スノーボードをする3人でこのDVD見たんですけど・・・

まぁ 俺なんかは大人ですから・・・“まぁ こんなのもアリなんじゃない?!” って感想なんですけど・・・

DVDを持ってきてくれた彼の反応は酷かったですねぇ・・・(自分で買ったワケではないそうな)

もう なんか“そりゃ アンタ ディスり 過ぎじゃね?!”ってくらい否定のオンパレードでしたね・・・

あくまで彼の意見なんですがね・・・

作った人の感性を否定、世の中で売れてるという事も否定、コレに出てるライダーも否定、音楽もクソ と・・・

ま この作品をとにかく全否定でしたねぇ・・・“なんでコレが売れてるのか意味不明?” みたいな・・・


たしかに 同じお金をだすなら・・・うーん・・・俺はスタンダードやマック・ダウ・・・スクローバーを買うかなぁ



つーことで先週のランキングは↓


上位5位は変わらず。
 1位 □【 】Picture This《Mack Dawg Production》
 2位 ■【 】Fast Lane 《RED EYES' FILM》
 3位 ■【 】ぷちトリ2 《Freerun》
 4位 ■【 】TOXIC 《STUDIO ROSSA》
 5位 □【 】Optimistic? 《Absinthe Films》
 6位 □【 】Catch the Vapors 《Standard Films》↑
 7位 ■【 】U KNOW? 2 《Hot Dogg Films》
 8位 □【 】Thanks Brain! 《Think Thank》
 9位 ■【 】UE Snowboarder《1 Films》
10位 ■【 】ピーカン TV The PASSION《R21Films》
11位 ■【 】侍ding 《SEVEN SAMURAI ENTERTAIMENT》 ↑
12位 □【 】We're People Too!《Mack Dawg Production》
13位 ■【 】Chaos 9 《CHAOS Films》
14位 ■【 】ANSWER FOR 《Neoimpress》
15位 ■【 】WEIRD 《WEIRD》



マック・ダウはぶっちぎりみたいですねぇ・・・

そして俺やKING加藤が大絶賛なスタンダードが追い上げて来てます・・・



そして スノボする人なら是非みてもらいたい作品が昨年映画で公開された“First Descent

昨年映画館で見逃してしまい、気になってたんですが、特典映像満載でDVDで登場!!!

映画館で上映されてない丸秘映像もあるので観た人にもオススメ・・・

アメリカでサブカルチャーとして産声をあげたスノボードの誕生から今までの進化まで

年代ごとにドキュメンタリーとして紹介され、イグチ、ジェイミーリンなど往年のレジェンドもコメンターで多数参加

古いビデオの作品の短いカットが古きよき時代を思い出させてくれて非常にオモロイです!!!

さらにテリエ、ショーン、トラビス等の滑りも・・・ホンと素晴らしい作品に仕上がってますねぇ・・・

こういう表現の自由は大いに賛成で御座います・・・



October 28, 2007

人達説伝・・・vol3

最近ルアーフィッシングを始めた俺なのですが、エサ釣りとは使われる用語が違っていて、メートルはフィートに何号は何ポンド・・・ジギング、エギング、ワームにミノー

耳から入る単語は何を言ってるのか解らない・・・そんな状態で行った先は上州屋・・・

広い店内に無数のアイテム・・・眺めているだけでワクワクする気持ちになるのだが、何を揃えていいのかさっぱり解らない俺は、ビンディング、ノーズ、ソール、レギュラー、グーフィーと用語がサッパリ解らないけどスノボを始めてみたい! という人と同じような状況だったわけです・・・

道具を眺めて無駄に時間を過ごすより、聞いた方が早いってことで、“初めてルアーで釣りするんですけど、何揃えていいのか解らないので・・・”と“初めてする!”という自分の要望を店員に伝える・・・

“何ポンドのオモリを使うつもりでした? 何ポンドの糸を巻きますか?” 返ってくる言葉は何故か疑問系・・・


つか コイツはバカか? と・・・俺が釣りたい魚を釣る為には何を揃えればいいのか聞いてるのに・・・

何ポンドのオモリを使って、何ポンドの糸を使えばいいのか解らないから聞いてるので、俺に聞いてどーすんだ?!

的確な商品説明とアドバイスが欲しいのに疑問系は無いだろう・・・と・・・


まぁ 販売員にもよるんだろうが、自分の接客にも当てはまるのでとても勉強になる体験だった・・・

俺が求めているのは、俺の疑問を的確に答えてくれて、いいアドバイスをしてくれる場所・・・

そもそも専門店なんて先日コメントを頂いた方が持ってるイメージような“巧い人が通う場所”では無くて

むしろ用語も知らないような人も含め 誰もが、カタログに載ってない説明や他との違いの説明を受けて納得して商品を選べる場所であり、それが専門店の存在価値じゃないだろうか・・・

ま 他にも人との繋がりやなんかもあり、そこまで語ると本が1冊出来上がるのでやめとくが・・・

けしてコメントに頂いた“達人じゃないと行っちゃいけないイメージ”の店じゃないんですよね・・・


先日コメントを頂いた方がこのBlogを読んでるのかは解らないが・・・

>いつかもっと巧くなったらお店に伺います


巧くなったら必要が無い店かもしれないし、その頃には釣具屋に変わってるかもしれない・・・


と 声を大にして言いたい!www



 

 秋田県に知り合いが経営している“Removal”というSHOPがあり・・・

彼のBlogなどは自分が読んでも参考になる商品説明が書かれてる時がある・・・

今回本人に了解をもらいスーパーフィートの紹介をリンクしますが、この商品をガチで説明すると一時間くらいかかる・・・

TEEシャツ1枚分程度の売り上げにしかならないので、本気で販売しているところは少ないのかもしれないが、こういう商品の入れた時の効果を多くの人達明してえられる所が専門店の存在価値の一つではないだろうか・・・

ま 近くに住んでる方は是非Removalに行ってカタログには載ってない情報を仕入れてみてはどうでしょう?

人のふんどしで商品を説明しますが・・・コレは俺もイチオシですwww


October 26, 2007

SCLOVERに投票ヨロシク!!!


 毎年この時期になるとこの手のお願い事をされるのですが、スノボに興味ある方、無い方・・・

どうか御協力をお願いします・・・


スノーボードチーム“SCLOVER3RIDERS”の裏の文鎮“杉元 明”に頼まれたら

私も微力ながら応援したいのです・・・

それくらい杉元 明とその仲間達はプロとしての在り方、カッコ良さ、素敵な人間性、礼節を持ってます・・・

ちょっと 俺の言葉では説得力は足りないかもしれないけど・・・

今年のDVD“Gap”を見てもらえば少しは理解できるかもしれません・・・

つーことで ↓を御協力お願いします・・・



【 X-TRAIL JAM in東京ドーム 】

実は、日本人出場選手は推薦選手5人(主に昨年好成績だった選手)と人気投票5人の合計10名で予選を戦います。

予選を勝ち上がると今度は外国人の招待選手を交え、ガチンコ勝負となります。

そんな世界規模の大会に、SCLOVER(スクローバー)のチームのメンバーがノミネートされているんです。

石川敦士は事務局推薦が決定し、 他のメンバーも上位にランクされてるんです! (戸田聖輝2位!! 田中しんじ10位)


みなさん! 清き一票を入れてあげてください!
(田中しんじ、関智晴、関功、戸田聖輝)

メンバーみんなオススメです。

しかーし!  3名しか選べないんです・・・

4名選ぶと投票無効になってしまうので、みなさん注意してくださいねw


ご参考までに・・・

SCLOVERのHP http://www.sclover3.com/
メンバーの紹介 http://www.cpfe.net/info/all/?p=158

そして! 
↓投票ページ↓
X-TRAIL_JAM http://www.x-trailjam.net/vote/SJ/vote_SJ_form.php



28日までなんでよろしくお願いしまーす!


やっぱり、世界の布施 忠なんかは大海原で優雅に飛んでる映像が絵になるわけで・・・

プールの中に押し込んで見るもんじゃないし、鈴木 伯や山口 睦夫、劇団ひとりなんかは素晴らしいライダーかも

しれないけど、この場はね・・・もう 飽きた! っていうか・・・

こういう祭りは予想の付くライダーより期待させる未知のライダーの方が面白いと思うわけ!!!

そういう意味じゃ 田中シンジなんかは、是非大舞台で見てみたいもんです・・・


つか 誰か一緒に見にいかね?!


人達説伝・・・vol2

しかしまぁ 転んでもタダでは起きない協栄ジムの金平会長・・・

あの目の下のクマは伊達じゃないし、実は全てを含めての壮大なストーリーだとしたら・・・

なかなかの脚本家なんじゃないだろうか? 

大きな代償を払ったように思えるこの騒動も、よくも悪くもここまで世間の注目を浴びてるということは、実は敗者は存在しておらず・・・将棋の名人戦のような次の一手を“なるほどね”と感心して見てしまう・・・

国民の半数以上を敵に回してもまだまだ商品価値はあるんですな・・・



 さて 先日、とある方から下記のメッセージを頂いた・・・


>俺としては「達人伝説オザワ商店」は 達人じゃないと行っちゃいけないイメージがあります。
>だって周りのオザワさん利用してる仲間は巧すぎる人しかいなくて、恐れ多いのです。
>いつかもっと巧くなったらお店に伺います


ま 似たような話しは今まで何度も聞こえてきたし、こんな吹けば飛ぶような小さな規模でやってるお店にとっては、イメージと中身は全然違うというのは、覆したい永遠のテーマなんじゃないだろうか?


ぶっちゃけ 俺が客だったら入り難いのは確かだ・・・w



 良く聞くプロSHOPと量販店・・・

世間一般のイメージ的には専門店は上級者が行くような敷居が高いところで、初心者なら沢山モノが置いてある量販店に

という傾向があるようだが、はたしてそうなのか? と・・・

実際ウチに来るユーザーでコメントに頂いたような“うま過ぎる人”を思い浮かべても片手程しか思い浮かばず・・・

んな 五人程度で店を維持していくのは不可能なわけで・・・

しかも“うま過ぎる人”なんて自分で道具は選べるし、ボードのメンテナンスなんか超適当、ホットWAXなんか掛けたこと無い!・・・いや 掛けたことはあっても剥がさない!  みたいな・・・

道具選びも高性能やフィット感よりも 見た目重視でハイエンドモデルなんて必要なし!
 
そう・・・店側のセールストークを全てぶち壊しかねない、非常にデンジャラスな存在の方が多いだろう・・・(断言w)

実際問題、販売してるモノなんか大きなお店とそれほど大きく変わらない・・・

特にブーツやビンディングなんかウチで置いてある物は、大きな店にも置いてあるわけで・・・

巧過ぎる人には必要されず、置いてる道具はさほど変わらず・・・


じゃ 専門店の存在する理由ってなんなのよ?! って話しなワケだ・・・


もしかして無くてもいいんじゃね? みたいな・・・w

・・・次回に続く





October 25, 2007

人達説伝・・・vol1


もう4年程前になるだろうか・・・

新潟の専門学校の文化祭でSK8の大会とデモがあり、6,7人で観戦に行った時のこと・・・



夕暮れ時のプロライダーのデモが凄かった・・・

俺の記憶に鮮明に残っているのは、小澤正道、江原志輝、上田 豪、望月大輔の4人のデモ・・・

いまでもこの時のデモは脳裏に焼きついていて、なかでもデモのクライマックスは今でもハッキリとそのシーンが思い浮かぶ

 
 クライマックスを飾ったのは“OZZY”こと小沢 正道


 フルプッシュでクォーターに突っ込み、車一台分程離れたバンクへのインディーグラブでのトランスファー・・・

その状況を言葉で表現するほど日本語を学んでいないから、それがどんなに凄かったのか伝えられないのが残念だが、クォーターから飛び出したOZZYはマジで空を飛んでいた・・・

一歩間違えば、バンクやコンクリートに叩きつけられる危険なシュチエーション・・・

クォーターからバンクの離れ具合はもちろん1発で決まるほど容易なモンでもない・・・

下は雪のように衝撃を緩衝してくれるようなモノでもないし、カチカチの氷で出来た壁の高さ3mのハーフパイプのリップから飛び出して、おもいっきりボトムに落ちる程の衝撃はあるんじゃないか? という感じだったのではないだろうか・・・

西の空が夕暮れの橙色から闇に変わろうとするころ、いつしかオーディエンスはそこに集まりだしOZZYのアプローチラインが“モーゼの十戒”の地中海が二つに割れ、モーゼの歩む道が現れるような状態になる・・・

オーディエンスに囲まれたラインをフルプッシュで駆け抜け、上田 豪が同じスピードでカメラを持って追いかける



 あたりがすっかり闇に包まれた頃にドラマのクライマックスは訪れる・・・

俺の中では決まらなくても十分いいものを見せてもらった・・・
バンクやコンクリートに叩きつけられ、上半身裸の背中からは擦り傷で血がにじむ・・・視界は闇に包まれ、心の中で“もう十分だって・・・”と言う俺が居た・・・


 今、思えばガチな出来事なのか、OZZYが演出したプロフェッショナルなエンターティナーショーだったのか?

本人にしか解らない事だが、最後にそれが決まった時には会場に居たオーディエンスから惜しみない喝采と涙、溢れ出す感動がそこにはあった・・・


残念ながらそれを写した上田 豪のカメラには明るさが足りず、それは世に知られない出来事で、その感動を知る証人はあの時、あの場所居合わせた者だけなのである・・・

 今年、発売になったDVD“COLD ONE”のOZZYのパートにほんの少しだけその時のシーンが写しだされているのだが、どれ程 衝撃的だったかまでは残念ながら伝わっていない・・・そう・・・ライブでしか感じることの出来ない感動だったのだ・・・





ちなみに何故そんな昔話をするかって?!



多くの人達に、こういうプレイスレスな事を説いて伝えて行くのがあなたのするべき事なんじゃない?


 誰に言われたわけでもなく、どこからともなく頭の中に降りてきた言葉がそれだった・・・ 


そう・・・達人が伝説を作るみたいな漫画のタイトルようなモンじゃなく・・・正確には人達説伝なんだわな・・・