January 03, 2008

気が向いたので上田組2完結を簡潔に・・・vol2

何度も言ってるけど“見た人がそれぞれ感じてくれよ!”というのが本音です・・・

スケートをしてない人も今の日本のスケートシーンを垣間見る事が出来るし、スノーのDVDを作ってる人達も被写体の撮り方や編集の仕方など非常に参考になるところが多いし、見る側の引き出しを多くしたい人にもオススメで是非これで感性を磨いて欲しいと思う・・・

ま サクッとだけ紹介すると、オープニングの部分で凄さと、カッコよさ、痛さが一気に押し寄せ映像に引き込まれる

そこから出だしの一発目に4人のカルテットによる前奏が始まる・・・

前奏と言ってもイキナリ ff(フォルティシモ)級のサビから始まるっていうか・・・
桜庭vs船木、KIDvs魔裟斗、ミルコvsヒョードルというような惜しみないカードが初っ端に訪れる・・・



 なんとも 構成というのを良く理解した 出だしの作りに、思わず“なるほど こう 来るか!”という作り手の駆け引きが見え隠れして面白い・・・

そう 全体の構成を考えた場合、見る側の心を掴む為、初めにイマイチな映像は出せない・・・

合コンで言えば、第一印象 掴みはOっK〜 みたいな  ようはその作品の顔となる重要な部分なワケ!
(俺の場合は、そこは作り手のセンスの問われる部分なので、結構重要視している・・・)

んで その重要な場所に登場するカルテットこそ、当店のメインブランド“PREMIUM”のジャパンチームの登場だ

なんでPREMIUMをイチオシで取り扱ってるかは、このパートに全て注ぎ込まれてる・・・


 まず切り込み隊長として上田組の組長 “上田 豪”が自ら出撃・・・


しかしまぁ 彼より上手いスケーターは沢山居るとは思うが、回し系の技を無しにコレだけ存在感のあるパートを作れるライダーもそう多くは居ないだろう・・・

ラストの右手にギブスの鬼ドロップは マジで どっか逝っちってる・・・


とても人の子の親とは思えネェ



そして衰えを微塵も感じないその存在感に圧倒された後に登場するのが・・・

組長が絶大なる信頼を置いてる荻堂 盛貴

 撮影半ばで手術を要する大怪我をして、つい最近スケートに乗る許可がおりたばかり・・・

映し出されるカットは怪我をする前の彼・・・時折映し出される松葉杖の映像からは“俺は絶対復活するぜ!”という強いメッセージが聞こえてくる・・・

自らが滑れないながらも、この作品の為にカメラを回したり自分の出来る範囲でスケートボードの活性化の為に動いてた姿を直接的では無いにしろ知ってた自分には、ここは目頭が熱くなり自然に涙が流れた・・・


つか カッコ良すぎ・・・


そんな 荻堂 盛貴が復活を誓うシーンの次はPREMIUMの秘密兵器・・・

今年のGATE TOUR 2007 EXPERT CLASSの覇者 “豊岡 航生”の登場だ・・・

正直 彼の足技は理解に苦しむ・・・つか 一瞬のイリュージョンが瞬きを許さない・・・なんなんですか?あれ

右足でドライブシュートを打ったと思ったら、その球を左足でバックパス   みたいな・・・

相変わらずのマジシャン振りに驚くのもつかの間・・・ここのトリを努めるのは過去にAJSA制した九州の核弾頭

スイッチマスター立本 和樹・・・

ここではトリだが、全体から見たら この前奏の部分で日本一と言っても過言では無い彼の登場は

この作品の引き出しの深さを予感させる・・・いったい最後のトリは誰が締めるんだ?! と・・・

ちなみにここで本人のナレーションが入るのだが、流石にべシャリ慣れてる組長のナレーションは自然だが

彼のナレーションからは目の前のカンペが見えてくるのがちょっと微笑ましい・・・

ここは後から見るとき本人的には飛ばしたいところなんじゃないかな?と 思わずニヤリとしてしまう場所でもある

だが そんなところも この後に訪れる彼のフルパートで驚愕に変わるだろう・・・

この人 メインはどっちスタンス? なんだと・・・




実際 俺なんかはこのPREMIUMのパートだけで けっこう お腹いっぱいなる・・・それくらいチカラの入った場所なんじゃないだろうか?  ま この後にも壮大な物語が繰り広げられるのだが・・・

正直全てを解説するのは絶対無理だ・・・


たぶんどっかの雑誌が特集を組むだろうし、それだけの作品である事はたしかだ・・・

仮に何処の雑誌もスルーするようなら、その雑誌はとっとと廃刊して風俗雑誌でも出した方がいいだろう・・・


本編を見終わった後のなんとも言えない疲労感はけして嫌悪なモノでは無く、エンディングでそれまでの緊張感が笑いに変わり最後の最後で何故完結なのか理解出来る・・・

ボーナス映像もスケートボードというカルチャーをよく表現してるし見れば見るほど奥が深い

まぁ グダグダと書き綴ってもしょうがないのでこの辺でやめておくが、個人的にちょっとしか出番は無いがOZZYがメチャクチャカッコよくYOSHINORIはもっと見たいなと素直に思う・・・そして誰か組長と滑る機会があるならば・・・

キックフリップで勝負を挑んでみて欲しい・・・w

 
 



最後に!!!








見た人がそれぞれ感じてくれ!!!



January 02, 2008

気が向いたので上田組2完結を簡潔に・・・vol1

 カスタムトラックの社長である平沼さんがTVに出ててスラロームの世界記録を樹立してましたねぇ・・・

39歳で世界記録ってマジすげぇ・・・しかも あの 狂いの無いスラローム・・・ネ申技でした 


ということで、初売りのお陰で一気に正月モードもぶっ飛び・・・現実に引き戻された私です・・・

5日まで初売り期間実施中なのでよろしくでつ!!!




さてと・・・











以下コピペ

>2005年リリース上田組から2年半の時を経て、完成した『上田組2完結』前作を凌ぐボリュームと内容はまさに必見。

>80分からなる本編には、日本全国の熱き漢達が持てる技すべてを駆使し、沢山のスポットと向かい合う姿は日本スケートシーンの明るい未来を予感させる。

>パートライダーには前作に続き日本を代表する2人のトップスケーター立本和樹と才哲治。
>ネクストレベルにある彼らの滑りは驚愕する事必死。

>東北代表、秋田を背負って立つハンマートリッカー、佐々木和昭の攻めに攻め続ける姿勢は感動に値する。
>そしてTWSJ2007ルーキーオブザイヤーに輝いた日系ブラジリアン、小川アンドレの完成されたスタイル。
>シーンへの復帰を完全に遂げた久保田敏弘が放つヒールトリックのオンパレード。
>東北パートはさらなる高みへ進み、これからの活躍が約束される5人のライダー達をフューチャーしたドラフトピックスなど日本を支えるスケーター達が集った『上田組2完結』3年B組より鳥肌が立つ事間違いなし。

>自国の熱き思いを見て下さい!完結です!!!行くぜ〜“チェックしとけ!!!”






つーことで12月20日リリースされた“上田組2完結”・・・

奇しくもこの日は、この上田組2の製作に大きく関わった 仙台在住プロースケーターで
東北スケートボード協会会長 荻堂 盛貴がこのDVDの撮影中に起こした足の大怪我&手術&13ヶ月にも及ぶリハビリを経て医者から“スケートボードに乗って良いよ”と許可が出た記念すべき日と重なった・・・

彼にとってスケートボードというのは単なる遊び道具の乗り物では無く、人間が生活するのに必要な身体の一部なんだというのが、彼のBlogから伺う事が出来る・・・
http://ogipenny3.exblog.jp/7100282/


そしてこの漢が居なければこの超大作がこの世に存在していないと言うのをまずみなさんに知っておいてもらいたい

と 同時に俺というフィルターを通した“上田組2完結”を簡潔に?紹介しよう・・・



つか もっとも簡潔に紹介するならば“まぁ 見ろよ!”というのがもっともな紹介なんだが、この作品からは実に様々なメッセージが見えてくる・・・本当にウザイほど濃い・・・



 まずリリース時期についてだが、普通 賢いやりかたなら、このてのDVDをリリースならば、シーズン前やシーズン中だろう・・・

スケートにOFFシーズンは無いと言っても、春先や秋に出すならいざ知らず、なにも このクソ寒い12月の下旬に出すのは賢い出し方とは言えない・・・

でも そんな事を考えもしないほど組長はバカじゃない・・・
時期的には秋に出そうと思っていてもどうしても妥協できないコダワリがそこに込められて出せなかったと取る方が妥当だろう・・・

更に製作期間は2年半・・・頭の中に描いたこの作品のイメージを完成させるにはその位の長い期間が必要だったのだろうし、その期間に撮り貯めした映像の量は本編の時間が85分とすると、恐ろしい映像の量だったに違いない・・・
それを全て使えるか使えないかチェックするという気の遠くなる作業を経て、生き残った映像がこの作品に使われているのだ・・・

そして2940円というこの価格・・・

製作期間、手間、を考えたら実にワリに合わない金額じゃないだろうか?


仕事上多くの作品を見てるが、買ってまでは見たいと思えないスノボのハウツーや どう良く見てもオナニーだろ? という作品がスノボとスケボーの市場の大きさに違いはあるだろうが平気で4000円程度のプライスで流通してる事を考えると、中学生がお小遣いを貯めて買えるこの価格からは、コレで儲けようと言う気持ちは見えてこない・・・ただ、多くの人に今の日本のスケートシーンを・・・これからのシーンを担う奴らを知ってもらいたいという気持ちの方が強いだろう・・・
本当なら3990〜4200の価格がついてもおかしくはない・・・



 実際この作品をスケートのDVDと取るのはどうなんだろう・・・

個人的な意見を言えば“ナレーションの入らないドキュメンタリームービー”とでもいう感じだろうか・・・
見れば見るほど奥が深く一度見ただけでは“ダヴィンチ・コード”や“SAW4”を事前に予習をしないで見るのと同じような感じかもしれない・・・


正直多くの映像をカットしたのだろうが85分は長い・・・

これも 普通なら30分から40分が集中して見れる時間帯で、それ以上だと飽きる場合が多い・・・
そういうところも製作者側は理解したうえでの85分・・・

ダラダラと流れるのでは無く鳥肌モノの映像と作品のテンポは・・・




マジでエレー疲れますw  




 面白いと言われる作品というのは何度見ても飽きない・・・

そういう基準で考えるとこの作品は十分(充分)そのハードルはクリアーしている。使われてる曲も13mindのサイトで紹介されているが、ほんと多くの人が関わって出来上がっている・・・
http://www.13mind.com/news/news_2007_2.html#1226_1


んで 気になる内容ですが・・・




次回に続く・・・