July 25, 2008

この作品は変化し続けます・・・

コノ便所の落書きも、たまには本気で伝えたい事を書いてみようかなと・・・
というか コレを伝えずして先には進めないし、それが自分に課せられた使命なんじゃねーのかな?!と思いキーボードを打ってます。一部の人にとっては、便所の落書きだろうし、余計なお世話な部分もあるだろう、理解に苦しむ人や全否定の人も居るだろう。 まぁ でも何かしら心に響くものや共感してもらえる人がいたらいいかな と・・・
少なくとも、今回の出来事でそれまでの認識が変わった人間がここに居て、物事の表にあらわれてこない、より深い芯の部分を今まで以上に見たり感じたりする事が出来るようになり、自分なりに成長できたと感じられるようになった事を知ってもらえるだけでいいです・・・



 


 さて 先月発売されたスケートボードのDVD・・・ 
FESNの最新作“overground broadcasting”
このBlogでも何度か紹介しているから“またかよ!? 必死だな!w”と思う人も居るのかもしれないが
ああ まただよ!w
というのも ある朝、いつものように店のPCのメールBOXをチェックすると送信者の欄に“森田 貴宏”(この作品を作った人)という名前があった。一瞬“え? って思ったが”そのメールが来る前に,このDVDのサウンドトラック及び過去のサウンドトラックが欲しいと思いFESNに商品を卸してもらえないかとメールを送っていたので、その関係でうちの存在を知り、たまたま俺が書いてたBlogが俺というフィルターを通してみた森田君の作品についての内容だった為、わざわざ誰のフィルターも通さない製作者本人による素直な気持ちを伝えてくれたのだった・・・

ちょっとビックリしたね・・・2,3行の内容の文章ならあえて紹介もしないが、ある意味 モノを創り出す人の本質と自分が扱ってる商品に宿る 創り手の魂がそこには書かれていた・・・
そのメールの内容を直ぐにでも紹介しようと思ったが、やはり 自分が決めたそれほど高くは無いが、最低でもコレくらいは販売出来なければウソだろ?って数字を超えてから紹介しようと思い今日まで時間がかかったのだった・・・


 しかしまぁ この作品は本当に面白い・・・見る側の意識や見る側の映像に込められたメッセージやユーモアやセンスの理解力というかその人の感性によって様々な見え方がするし千差万別とはこの作品の為に作られた言葉なんじゃないか?って程だ

しかもそれを最初から狙って創ってるところが面白い・・・
(FESNサイトのREPORTからの抜粋)
>2008.7.11 
overground broadcastingはもうご覧になりましたか?
この作品は変化し続けます。あなたの成長を追っていくからです。ごゆるりとお楽しみ下さい。




 前置きが長くなってしまったが、このDVDを買った人には森田君の作品に込めたメッセージを理解して何度でもPLAYボタンを押してもらいたいし、自分の成長と共に見えてくる変化を楽しんでもらいたい。
そしてまだ見てない人や全然この作品を知らないで、少しでも興味を持ったなら迷う必要はありません 是非手に入れてください。この作品はFESNの在庫が無くなったら終わりですがオザワ商店が潰れるまでは店頭から無くなる事は無いです


つーことで6月27,28,29日の俺のBlogに対する森田貴宏氏からのメッセージです・・・
(俺が流石だなと思う部分は太文字にしてます。携帯からじゃ解らないだろうけど)





>男澤さん
ブログ拝見させて頂きました。多くの御気持ちありがとうございます。
あのブログに関して少し返答させて頂きます。
僕が作るDVDやビデオ、そしてCD、洋服といった創作物 は、全て男澤さんのような人、すなわち僕以外の「誰か」の為に作って います。
そして僕が作ったものに対して、お金を払ってくれる「誰か」がいることによって僕自身が生活することが出来ています。 その「誰か」から頂いているお金は自分と自分の家族の生活の為ですが、僕の作った作品達はそれにお金を出そうと思ってくれる人達の為にあるべ きだと考えています。 
だからこそ、その大切な人達の為にあるべき「僕の作品」の中に意味が無いものなんて1つも作りませんよ。 
大切な人達に無駄な時間を過ごさせる気は全くないです。 
全てに意味があります。難解かもしれませんが、分かりづらいかもしれませんが全てに意味はあります。
それではなぜ難解なのか? なぜ分かりづらいのか? それらは後で答えます。

 男澤さんはブログの中で、正直に話して下さいました。 
「見た当初は全く意味が分からなかった」「出来ることなら返品したい」とまで。
しかし「返品出来る訳もなく、店で何度か流していた」「次第に何度 か見るうちに何となく何かが分かってきた気がする」と。 多分本当なんでしょうね。 その感想は。 
はじめ見た時、全くその面白さ、アイディア、メッセージそれら全ての魅力に気付けなかった自分と、何となく次に見た時、前回分からなかった部分が何となく分かり始めたと思えるような自分。
どうでしょうか?その感覚は。
僕の作る作品全て、常にみんなにそう思ってもらえれば嬉しいと思います。 
一度は拒絶され、批難され、中傷され、馬鹿にされ、無視される。 
しかしどこからとも無く時間が経つにつれて少しずつだけど、理解され、少しずつだけど、愛される。 
僕が作るもの(作品)への親しみ、そして愛情は、それを作った張本人である僕が世界で一番持っています。 
その世界で一番愛しているもの(作品)がまわりのみんなに無視されて、馬鹿にされて、拒絶されていて良いなんて微塵も思っていません。
 
ましてや、買ってくれた人達に愛されず、見てもらえず、邪魔にされていては、こちらも作品にあわす顔がありません。 
だけれどもお金を払って買ってくれた人達のものになってしまった以上はこちらがその持ち主になんと言っても無理なんです。それこそ余計な御世話なんですね。 
だからこそ僕は奴ら(作品)に精一杯の愛情とメッセージを、ユーモアと、センスという武器に代えて、僕の一番素直な形で発表しているんです。 
奴らは僕以上に忍耐強いですから、何年も再生されなくとも、ブランクがあろうとも、一回プレイヤーに入って、プレイボタンを押されさえすれば、奴らが生まれたときの、フレッシュな完成時の情景と主張を再現してくれます。
それは何年経とうが何百年経とうが、人間が一人でも、見てくれる人が一人でも生きている以上変わることはないんです。 
人間では老いぼれて、弱くなっていくようなことでも、主張が時とともに弱くなっていくような時だったとしても
「奴ら」はそのメッセージが注ぎ込まれた瞬間の新鮮さと、輝きと、強さを保って、その時作られた情熱と温度を保って外に訴え続けてくれます。 
「奴ら」はその為に生まれて来させられたんです。 お金を払って買ってくれた人の為に生まれて来させられたんです。 
僕の作る『奴ら』はみんな、人懐っこく、寂しがりで、常に愛されていたいと思っている「奴ら」なんです。 
だからこそ深部は簡単に理解はさせません。
そして簡単には評価させません。 
何年掛かりで見ていってくれなけば、それまででしかないという潔さも「奴ら」は持っているんです。 
「奴ら」と一緒に成長をも共にしてくれなければ「奴ら」は一生掛かっても「奴ら」の深部を理解させようとはしません。 
それが上で書いた「なぜ難解なのか?」「なぜ分かりづらいのか?」という答えでもあります。 
それはエネルギーを持って、見て下さいという「奴ら」の表れなんです。 
「僕ら」のことを真剣に見て下さいという気持ちの表れなんです。 
僕が「奴ら」に託した最大でいて最上級の普遍のメッセージなんです。 

「奴ら」を作った僕自身でさえ、自分が作ったメッセージのはずの映像が時とともに変化して見えることに気付くときだってありますよ。 
常に「奴ら」もそれを見る僕も成長しているんです。
「初め見た時には分からなかった」「何度か見るうちに何となく分かってきた気がする」それらは僕や「奴ら」にとって最高の褒め言葉です。 
そうありたいと願って作った僕にとって最高の褒め言葉です。 

これからもお手持ちの「奴ら」のこと、大事にしてあげて下さい。 
たまにプレイヤーに入れて上げて下さい。 
それが「奴ら」の本望なんです。 
多くの人に「奴ら」の存在を教えていって下さい。
多くの人に見られることが「奴ら」は大好きなんです。 
そして「奴ら」のことが少しずつ分かってくれば「奴ら」は絶対に飽きさせませんよ。 
全ての人にゆっくりと楽しんでもらえますように。
 

男澤さんのブログ、ありがとうございました。 
いつかお店にも伺わさせて頂きます。 
それでは今後とも宜しくお願い致します。

FESN プロダクション
森田貴宏
www.fareastskatenetwork.com

 
 




ちなみにCD2枚組みのサウンドトラックも最高にカッコイイです! 

free 149



次回につづく・・・