April 08, 2008

白い粉に・・・狂った二日・・・・・・vol2

 




ハッキリ言って俺はハイクが大嫌いで・・・“登る苦労が無い”というのを金で買えるなら金で買いたいw

そして 登山家レベルのマニアック的なスノーボードより、サンデーボーダーが休日に気軽に楽しめる程度のスノーボードライフを提案していきたいという店のカラーはこれからも続くだろう・・・


でも・・・今回の八甲田はその一部のマニアック的な要素が思いっきり組み込まれていた・・・
一日中ハイクしてBOX擦ったりキッカーとんで練習したりの、良くありがちな一人でも楽しめるオナニー的要素が高いスノーボードは微塵も無く・・・仲間が居ないと楽しむことは出来なくて 通常ならお金を払って体験するような、ガイドが居ないと安全に楽しめない遊び方を自分達で探して実行してしまった、ゲレンデのイルカ達の物語なのでした・・・




 八甲田二日目・・・俺らは高気圧のど真ん中にいた・・・もちろん天気は快晴で山頂駅からは、陸奥湾を眺める事が出来るほど快晴で、既に八甲田ローカル風(あくまでローカル風なだけ)な満腹太郎の今日の予定は朝一で“銅像ルート”、そして午後からは“温泉ルート”という予定を組んでいた・・・

ちなみに、その遊び方は 行き慣れた人ならともかく、1回目や二回目の八甲田のヒヨっ子ならガイドを頼まないと体験できない遊び方で、今の時期だと最初に降りてくる場所に車を置いておかないと帰って来れないゲレンデ遊びとは違うマニアな遊び方だった・・・







しかしまぁ 今シーズンの俺の天候の恵まれ具合は神憑り的なものを感じる・・・

それほど山頂駅の裏手からの視界はお金では絶対買えない代物で、行った者のみが味わえる感動があった

こういうのを体験しないままスノーボードをやめてしまう人が多いんだろうが、この時は続けてて良かったなぁ・・・と しみじみ思った・・・

大自然が与えてくれる恩恵って言うんでしょうかね・・・生きてる喜びを感じる瞬間がそこにはあった・・・

しかも4月というのに雪はサラサラしてるし・・・






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↑の山の反対側向けてハイク開始・・・





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そして 横移動的なハイクの後に我々の前に広がった広大なオープンバーンにみな感動・・・



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イルカ軍団の滑りの特攻隊長コウセイさんがファーストトラックを刻むべくラインを確認する・・・



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しかしまぁ 何がビックリってね 今回このバーンを目の前にしてコウセイさん&満腹太郎氏がラインの確認をしてたんだが、“多分俺の記憶が正しければ・・・”とか喋ってるわけ・・・

いかにもローカルチックな会話をしてたんだが、二人ともここを滑るのは初・・・

じゃぁ なんの記憶でどうのこうの言ってるって言ったらYoutubeの八甲田の動画だという・・・



なんとまぁ 俺らの頼りの綱はYutubeの動画って・・・


そんなんでこのコースに来たのかよ!・・・



しかも かなり通ぶったその会話っぷり・・・





つか Youtubeでどんだけイメトレしてきたんだ?!www






ハイシーズンなら間違いなく僕たちは遭難してたかもしれないw



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んで このオープンバーンは一人づつ滑り・・・つか あまりにも広大でスピードコントロール麻痺するっていうか・・・
(俺はビンディングに気をとられているうちに倒木にシャインニング・ウィザードを決め軽く打撲)

でも ホン っっっと 気持ちよかった・・・


ここからみんなで下まで滑り降り・・・先頭集団を見てのぶさんが一言・・・“あ ほんとにイルカに見えるや・・・”





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ちなみにうち等が滑ってきた斜面はこの正面↑ 木も何も無いところ・・・下から見ると結構斜度がある・・・









どーよ?!グレイトだろ!?







究極の1本を滑り降り、ちょっと早い昼飯でお腹を満たし午後は温泉ルートへと・・・



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しかーしまぁ 視界に入るロケーションは海外のDVDに出てくるようなロケーションで、まるっきり別世界・・・

ま もちろんそれなりの危険はあるんだが、前回来た時は、“俺は夏油で十分かなぁ・・・”と思ってたけど、ほんとうにココはヤバイです・・・今回の仙台組み、いや参加者全員は絶対ラッキーだったと思う・・・

来年は北海道を企画してたけど、移動日の二日を考えたら八甲田でいいなぁ・・・





でもほんと 16人で滑っててもちょっと勝手に気持ちいい方向に進むと、みんなとはぐれ簡単に遭難する・・・



今回も↑の地形を見つけて興奮してるとみんなが居ない・・・



残された6人が進むルートは進めば進むほど超密林w


マジ でハイシーズンなら簡単に死ねるw







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やっと 道路に到着したのはいいが、ココはドコ?!



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携帯はもちろん圏外・・・通り行く車を止めて自分たちの降りてくる予定の温泉の場所を聞き、ひたすらハイク






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結構な距離を歩き、ようやく車を置いていた場所に着いたら、まともに予定のコースを降りてきたのは4人だけで・・・他のメンツも俺らと同じコースを降りてきたらしいw

かるい プチ遭難も体験し車に無理やり16人乗り込みロープウェー駅に戻った・・・

時刻は4時チョット前で、とても濃い二日間を遊び倒した・・・





帰りは雪の壁の道路を通り、秘湯“蔦温泉”でカラダを温め仙台には11時に戻ってきた・・・



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ま カナリ疲れたが、記憶に残るツアーであったのは間違いない




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帰り際に八甲田究極の醍醐味といわれる斜面を眺めるイルカ達・・・






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来年はここに挑むみたいです・・・(すっかり他人事w)



もっと詳しい内容は・・・

3ヵ月後のコーイチBlog(マッド・スノーリポート)を期待しないでお待ちください!www


そして 来年参加したい人は・・・スノーシューとポールは最低でも用意してくれ!






もちろんそれはオザワ商店で!w






オイみんな! 八甲田の売店の・・・“白い粉に狂った私”ステッカー貼るぞ!w