February 27, 2008

東日本縦断しかも車で往復の旅・・・八甲田 初日前半編

 今回 八甲田に行くにあたり、数人から“遠すぎる・・・”という声が聞こえた・・・
ま 確かに宮城から片道400km離れた場所にスノボしに行くにはけして近いとは言えないが、人間 未体験の領域ならばストレスを感じるだろうが、過去に経験した範囲内であるならば、それほどストレスも感じないし、なにより そこに行かなければ味わう事が出来ないので事があるならば、一度は体験する価値があるんじゃないだろうか・・・自分の場合は、距離的に山梨の御坂より近いし、時間的に考えても宮城から南郷スキー場に行く時間とさほど変わりはない・・・
そして、スノーボードしに行くという行動に“知らない土地に旅に行く”という要素を加える事により、プライスレスな思い出と経験を得ることができるのだ・・・


 

さて 宮城からの出発が1時間ほど遅れた仙台組みなんですが、実は待ち合わせ場所を一関で5時、北上に6時という二段階の待ち合わせを用意していた為に結果 15分の遅刻ですんだ・・・これも過去に御坂に通った際にKING加藤から140km以下では走っちゃいけないという道路交通法を完全に無視した指導により実現する事が出来たが、良い子は真似しない方がいいだろうw

 
北上インターで“夏油エロッカーズ”のメンバー10人と合流し 一行は更に北を目指した・・・天気も良好で、予定では10時到着予定だったが、9時ちょい過ぎには八甲田のロープウェー乗り場についていた・・・




何気に天気はよいように見える




しかしながら、視界も良好で、極上のパウダーが目の前にあるのに、車の外にでると厄介な南風・・・案の定 山頂は大荒れでロープウェーは運休・・・

なんか 今日はヤッちゃいますよ!的に夜景の綺麗なホテルを予約し、さぁヤルか! って時に“ごめん 生理きた”  的に お預け状態の我々・・・

携帯の予報をチェックするも風が止む気配はない・・・まぁ 待っててもしょうがねーし、風にには強いという情報の鯵ヶ沢スキー場に移動することに決定!!! ちなみにこの時点ではみんな滑る気満々!!!




しかーし 青森という豪雪地帯はかなり厄介な土地で、ナビをセットしても、途中 雪の為に通行止め!という難題に立ち向かわなければならなくて、何度も迂回・・・つかナビが示す距離も13kmになったかと思えば、25kmになったりと、いっこうに辿り着きそうも気配も無い・・・俺らは行けるのか? と車を走らせる・・・外の温度計は気温8度を表示・・・なんだよ・・・あったけーじゃないか・・・そして外は大雨・・・そう 雨なのだ


 
 ようやく鯵ヶ沢にたどり着いた時には・・八甲田から余裕で二時間くらい過ぎていて俺は4時に動き出してたからすでに車で7時間・・・なんだか着いた時には幻のスキー場に辿り着いたような気持ちになっちゃってねw

でも悲しいかなゲレンデはミゾレに風強し・・・




ええ もちろんココもゴンドラ停止でございます・・・




もうなんかね  初日は“滑らない話”でいんじゃね?ってことで初日のリフト代分のグルメツアーに変更しよーぜ! って事になり、ナビの行き先を海鮮市場セットする



もうこうなると、スノボなんてどーでもよく、日本海と太平洋が交じる貴重な土地 青森を楽しむ会に変更なのだ

もちろん そんな話に異議を唱える者など居るわけも無く、ノリは行き当たりばったりの20代!w





 日本海を眺めながら途中の“海の駅”でランチタイムとお土産購入・・・




このちゃんぽん! 超いろんな具財の出汁が効いててマジうまし!










つか すっかり観光気分のみんなw 

しかも気仙沼でもこんな金額じゃ買えねー と ヤリイカを箱で買ったり、どでかいタラ(80cmクラス)やアンコウを土産で買って送ったりと・・・さすが大人の観光ですw

んで その後満腹になった観光旅行の一行は、よせばいいのに諦めが悪く再び八甲田を目指すのだった・・・




 

 いやーなにも再び戻んなくてもよくね? と思いつつも、やっぱすべりにわざわざ来たもんだから・・・と八甲田に戻ったのは午後の3時・・・相変わらずロープウェーは運休だが、一本のリフトは稼働中・・・しかも3回券が売ってることを知ると・・・

“よーし みんな着替えて3回券で滑るべ!!!” と どーしても滑りたい“空腹太郎”・・・

みんなで速攻で着替え、俺なんかはすっかり気合が入らず、ジーパンの上からウェアーを着込み超適当スタイル!



で リフト券売り場まで歩いて行くと、まだ三時ちょい過ぎというのにリフトも終了・・・


つか どんだけタイミングわりーんだよ! 俺らw


中には先走って着替える前にリフト3回券を購入した人も数人居て・・・・・ハッキリ言って バカであるwww



でもここまで準備して滑らないと悔しいから ゲレンデを2回ハイクしてフリーランをしてみる・・・・・・

ええ もちろん 超あっと言う間だw



もうなんか ここまで歯車が噛み合わず、タイミングが悪いと、笑うしかなく・・・



結局この後 2本のハイクの疲れを取るため“酸ヶ湯”という温泉に行くことになるのだった・・・


ぶっちゃけ、昼飯を食った後は直で酸ヶ湯が正解だったかもしれない・・・

ま そんな事をハッキリ言う奴はいませんでしたが・・・w





取り敢えず我等の八甲田初日の滑走は2本のみ!!! 



しかもハイクで!w   



初日後半に続く・・・

東日本縦断しかも車で往復の旅・・・八甲田 出発編

 
 2月の週末は来シーズン新たにお客さんに提案して行こうと思うスノボの遊び方の引き出しを増やす為のツアー三昧!

つか“こんなスノーボードの楽しみ方もあるんですよ!”っていう提案をしていかなければ、うちみたいな店の存在価値なんて無いだろ? Mスポやゼビオで十分いい物そろうワケだし・・・


つーことで、25日オーダー締め切りの大口先物取引先の事をアタマの隅に追いやって、行ってきました青森県の八甲田

1月のアタマあたりだったか・・・夏油に潜む“ゲレンデのイルカ軍団”の一人・・・空腹太郎氏からプライベートで“八甲田イカネすか?”という誘いがあった。 もちろん断る理由なんかあるわけ無いし、今シーズンは例年以上に滑ってる自分がいるから、俺の中では今期一番のメインイベントだった・・・
 
 何気に青森のスノーシーンの情報等は一切入ってこないし、青森県に行くことじたい今回で3回目・・・毎年夏にはカミサンの実家がある北海道に行ってる俺にとって青森県という土地は北海道より遠い場所なのだ・・・しかも滑る山は夏油ローカルが非常に絶賛し、故クレイグ・ケリーが愛したという八甲田山・・・

どんな楽しいスノーボードがそこにあるのか、行く前から期待で股間も膨らんだ!w

 
 今回のツアーの天候の予想は大荒れ・・・事前に行くか行かないか相談されたが、宿泊先も取ってるし、行って荒れてても、何かして遊べばいいだろう!ってことでAM5:00に一関インターで待ち合わせる・・・

逆算して、仙台出発は4:00で・・・仕事を終わらせたのがAM2:00・・・


一時間半しか寝れねージャン!と思いながら布団に入り、瞬きしたら3:40分・・・





今 俺は寝たのか?!  






あまりにもあっという間に時間が過ぎた事に驚きながら、仙台から参加のtaka−cを拾いに彼のアパートへ向かうがここでイキナリのハプニング・・・





 予兆はあった・・・前日に“今日は飲み会がありまして・・・迎えに来て頂けないでしょうか?!” と 連絡があり なんとなく嫌な予感はしてた・・・なぜならガチンコ釣りクラブでも 早朝 彼を迎えにいった“でびん”君が“電話にでねぇ〜”と約束をブッチさせられること数回・・・そう 彼もまた 俺の知り合いに数人居る“酒に飲まれて記憶喪失タイプ”の人間だったのだ


とまぁ ここまで説明すれば“あー寝坊したんだ!”と察しはつくと思うんだが・・・ちょっと今回は俺も想定外!



 約束の時間の4時に携帯に電話すると“コポコポコポコポ・・・”とビールを注ぐ着信音・・・

“つか こんな優しい音で起きのかよ?!”と思いながらも案の定 留守電のメッセージが流れ出す・・・マジか!


すかさず もう一度鳴らしてみても同じ状態・・・ま アパートでピンポン鳴らせばなんとかなるべ! 

彼も独身じゃねーし! と寝坊も想定内だった俺は、申し訳ないという気持ちで朝の4時に彼のカミサンの携帯をならす

わずか2コールで速攻電話に出てくれたので、“さすがトシちゃん!よく出来た嫁だ!”と思いながらも彼女の口から衝撃の言葉を聞くことになる・・・









“ご・・・ごめんオザワさん!  たかし 昨日から帰ってないの!!!”



“ご・・・ごめんオザワさん!  たかし 昨日から帰ってないの・・・”



“ご・・・ごめんオザワさん!  たかし 昨日から帰ってないの・・・”
 




コンマ2秒程、金縛りにあう・・・



もうね なんていうか・・・アフォかと・・・

だって あなた 1ヶ月も前からの約束で、昨日も朝の4時に迎えに行くという確認を取り、 朝の4時に家に居ないって何なのか!と・・・

その後も携帯を鳴らし続けるが出る気配も無く、しょうがねーから置いていくか!ってことで一関を目指すことにした


 高速に乗る途中のスタンドでガスを車に入れてると携帯電話に着信が・・・相手は行方不明のtaka−cで“すんません!おざーさん・・・店で寝てました!!! 直で向かいます!”とかなりあわて気味・・・つか 今更急いでもどうしようもないから、迎えに行くわ!って事で、彼を迎えに行き高速に乗ったんですけど、一関に5時集合のはずだったが、宮城を出たのが5時だった・・・


まぁ こうして今回の八甲田は初っ端から1時間遅刻という大人としてどうなんだ?! 

ちゅうハプニングで始まったのでした・・・