March 08, 2007
悪魔の囁き・・・2
目覚まし時計が鳴ったのが午前五時・・・いつの間にか日の出も早くなり紫色の世界が視界に飛び込んでくる・・・北西の空に浮ぶ雲は、まだ冬の顔をしていて春の訪れを必死に拒んでいるような顔をしていた・・・前日の悪魔の囁きから平日に山に行けそうな面子に連絡を取る・・・パウダー喰いにイカね?って・・・
今年の俺は特に決まったゲレンデには行かず(まぁ もともと回数なんか少ないのだが・・・)自分の行きたい所に行っている・・・既に“キッカーなんか危なくてしょーがねえよ!”という進化より退化のスピードが速くてね パークなんか さぁーーーーーっぱり興味ねーし・・・人工物より自然の恩恵を楽しむ傾向にある・・・
そのお陰で、スノーボードが楽しくてしょうがない・・・
上手い下手なんかどうでもよくて、楽しいか楽しくないか・・・気持ちいいか、よくないか・・・
悪魔の囁きが、天使の誘いだった事に気が付いたのは紫色の景色を見た1時間半後だった・・・
電話の向こうから聞える天使の声とは程遠い、男臭い声は・・・
“やべーよ! おざーさん! 風 ネーし 天気いいわ!
“かっ飛ばして 来た方がいいよ!!!” とテンション高め!
かっ飛ばしてって言っても こっちゃぁ 既に140kの高速クルージングだっつうの!
俺の車の最新HDD風DVDナビが表示する到着予定は8:25分で 朝一に間に合うかどうかギリギリだった・・・
北上のIC付近から見る平野は辺り一面銀世界・・・
今期最後とも言える低気圧がもたらした雪は無数のプリズムに姿を変え自然と心を躍らせた・・・
駐車場に到着し笑顔で出迎えてくれた今回の悪魔の囁きの張本人・・・
晴天率5%の夏油のそらは青空だったが、空気は冷たくピーンと緊張感に包まれていた・・・
もしかして ウチらは超ラッキー?!
まさにピンポイント、ダーツのど真ん中!!! そして無風・・・
一番初めに案内されたのはノートラックのA−4コース・・・
雪は軽く雲の上を滑ってるような浮遊感・・・
通常なら横滑りが必要な程の斜度をチョッカリに近い状態で高速フリーラン・・・
間違いなく今シーズン最高! つーか こんな体験は八幡平の茶臼以来なんじゃないだろうか?!
“最高!!!” としか表現できるわけも無く・・・
仙台から行った他のメンバーも至高の体験したのだった・・・
そこから 始まった 穴場コースの数々は まるで“聘珍楼”(ヘイチンロウ)の中華フルコースを腹いっぱい堪能したような気持ちにさせてくれた・・・
ちょっとハマると腰ほど埋まるパウダーは間違いなく今シーズン最高のメインディッシュで、これ程フリーランが楽しいと感じたのも記憶に無いかもしれない・・・
しかもどの斜度もそのまま突っ込んでいけるし・・・
天気の方は晴れ間と曇り、時々雪といった感じで常に変化していたが、みんなのテンションは上がりっぱなしだった。
仙台からは俺の他に野郎1名、プリティーガール2名の合計4人!
そこにガイドのエロ社長、裏山の妖精・・・あとから夏油の麓が地元のナオちゃん・・・
総勢7名での喰い放題・・・
朝一から1時まで・・・途中埋もれて悲惨な目にもあったが、プリティーガールのキャー! みたいな叫びは今回のプチツアーをより楽しいものにしてくれた・・・やっぱ 男祭りより全然楽しいw
いやー でも 今回ホント 誘ってくれてホントに感謝!
普段では味わえないスノーボードはとても新鮮で・・・それはもうお金じゃ買えない感動がある・・・
ワンメイクをメイクして嬉しい気持ちはそこには無いが、自然の恩恵を感じる楽しさが夏油にはあった・・・
是非 みなさんも そんな 料理のフルコースを味わうような楽しさを感じるスノーボードも体験してみて欲しい・・・
エロ社長! 今回はサンクス!!!
19:43:33 |
tatsujin7 |
comments(3) |
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks