February 08, 2007

トラビスパーカーからのメッセージvol3

自分が売りたい商品と巷で売れる商品には大きな違いがある場合も多い・・・

エアブラスターも自分が伝えて行きたいが、イマイチ知名度が低く“馬鹿なことして楽しめ!”というメッセージが一般的には伝わってない・・・



特に宮城じゃ それを広めようとする行為は風車に挑むドンキホーテみたいなモンかもしれない・・・

だって昨年のREGBAGの宮城県における販売実績なんかたったの4個だもの・・・

そりゃ してる人なんか見るわけ無いw 
(殆んどが県外からの通販希望で速攻完売で美味しい商材だったけど・・・)

んな もんだから 今期の宮城県における進捗率は余裕で300%オーバー  



300%っていっても10個チョイなわけだが・・・_| ̄|○




まぁ でも ここの面白いアイテムに共通して言える事は全てダサイくて楽しい!ってことだ・・・

ダサイってのが的確じゃないかもしれないがコンセプトにある
“オリジナルなこと、決してハイテクではないこと” というのを忠実に表現している・・・

ゴーグルや目無し帽、グローブなんか80年代末から90年代前期を思わせる・・・

懐かしさの中にあって鳥肌もんのダサカッコイイモノばかりだ・・・




かなりレトロなかんじだろ?!





こんなスキーグローブっぽくてなんとグレネードとのコラボ!



単純に面白かった時代への逆行とでもいうのか・・・ゴーグルなんか球面型のハイテクなレンズなんか必要ない・・・

スノボードするFUNな気持ちがあれば十分だろ!




そんな彼らのメッセージが各アイテムから伝わってくる・・・


ウェアーなんか 今時プルオーバーの奴なんか出してるメーカーなんか無いのに・・・

でも それが逆に斬新で個性を引き立たせてくれる・・・



今期 結構人気のあった目無し帽なんか かなりレトロな色使いでホント ダセェ・・・









ちなみにこの目無し帽・・・一度使うとかなりやみつきになる優れもの・・・

最近流行りのバンダナなんかより全然通気性がいいしゴーグルも曇らない・・・

転んでビーニーがぶっ飛ぶ心配も無ければ天候が悪くても暖かい・・・



そして  なにより ダサイ





 暖冬の影響なのか この業界はあまりいい話を聞かない・・・


たぶん 暖冬のせいだけじゃないと思う・・・


 
 道具は進化し、ウェアーもお洒落で快適なものが多い・・・
DVDはHOW TO物が多く発売され、度肝を抜くようなトリックをかました作品が溢れている・・・
ゲレンデに行けば当たり前のように整備されたキッカーやパークが置かれ・・・
スノーボードシーンは成熟して面白いはずなのに・・・なんかが違う・・・




トラビスと一緒にエアブラスターを動かしているJesseは言う・・・

>僕たちがスノーボードを始めた頃、スノーボード自体がまだ若かく、ぼくらは直感的にこのスポーツが自由と楽しみの為にあると感じた。
2年前に(Airblasterをはじめた頃)、ちょうどトラビスとポールと一緒に「いかに僕らがスノーボードを始めた頃からスノーボードは大きく変わってしまったか、」について話し合っていた。

多くのライダーがスノーボードの意味についてまちがった情報を与えられ、間違った方向にしむけれている事。

今のライダーたちは、常に200台のカメラが自分たちに向けられているかの様に振る舞っている気がする。

他のライダーと調和するのではなく、少しでも周りよりも上に、と蹴落そうとする雰囲気を持っている。

もともと僕らがスノーボーディングに夢中になったのは、正解や正しいやり方が存在しなかったからだ。

お互いをプッシュして技術を高めて行く他のスノーボーダーを尊敬しているけれども、ぼくらは常に雪山に上がって雪の上を滑りまわっていたよ。僕らは縛られる事なく自分たちのやりたい事をやって、独自のスタイルを自由につくって行った。

お互いをサポートしてすごく楽しんで、そしてうまくなった。
この精神を広げて行く目的で会社を設立したんだ。
ぼくらは、壁に真っ白なキャンバスをかかげて、頭の中のもやもやをキャンバス上にひも解いて行った。
その結果、僕らのアイディアを象徴し、スノーボードを楽しくする要素を象徴する(また、僕らを死ぬほど笑わせる)奇妙な言葉が生まれた。




Airblaster!



「僕らは、やりたい事をやる。」


しかーし それにしても“DECEMBER”は傑作だな!











彼らのユーモア溢れるメッセージをこれからも伝えていこうと思う・・・